本日、無事女将の一周忌が終わりました。
この一年、気がつけば、仏壇にはお供え物やお線香があげられており、静かに手を合わせてくださる方、「おばちゃん、聞いてる?」と、まるでそこに女将がいるように話しかけて下さる方もいらっしゃいました。・・・そのたびに、たくさんのお客様に、本当に大切に思っていただけていることを実感し、とても嬉しく思いました。
上の写真は、一昨年の夏。抗ガン剤の治療を始めて、一ヶ月ほどたった頃の女将です。
薬の副作用でつらそうでも、庭や山に出ることをやめませんでした。
緑には、人の心を癒す作用があると言います。女将も、逞しく生きる植物にパワーをもらっていたのかもしれません。
「時間が経てば、思いも淘汰されて、穏やかな思い出だけになる。」と、励ましの言葉を多くの方にいただきました。まだ、その言葉の意味を実感するには至りませんが、ゆっくりと時間を重ねていきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いします。