久しぶりに山菜採りに。
この数ヶ月、女将につきっきりで運動不足の体に、山歩きは大変です・・・(^^;)
それでも、この時期のお山は清々しく、気分良く歩きました。
ガンであることがわかった時、女将がよく言っていました。
「奈川のどの山や原っぱに行っても、必ず私の足跡がついてるから、寂しがることないよ。」と。
確かに、この地元の人達よりも山に詳しく、暇さえあれば野山に出かけて行く人でした。
途中、何かに襲われた鳥の羽が道に散乱しているのを発見。
一歩山に入れば、そこにはいつも当然のこととして「生」と「死」が同居しています。
人間にはどうすることもできない、自然の力があることを、山を歩きながらいつも教えられてきたおかげで、自分でも意外なほど静かに、母の死を受け入れられたのかもしれない、と感じた一日でした。