ふと考えると。
このところ忙しくて、まともにお日様の下に出ていないことに気が付いて。
あぁ、そうか。それでなんだか鬱々するのねと思い。
仕事の合間、久しぶりに土いじり。
色々あって、半径20mの世界で生きた数年間。
世界を広げられないなら深めようと、片っ端から庭の植物の名前を調べた。
この庭の植物の名前が、全部言えるようになるころには、必ず状況が好転してると信じて。
どの植物も、生き残るための様々な知恵を駆使して。逞しく。優しい眼差しが相応しい名前を与える。
叫び出したくなるような思いを、この庭の土と緑が受け止めてくれた。
滞る気持ちを、庭をわたる風が流してくれた。
梅雨の晴れ間。とても清々しい風が吹き、そんなことをしみじみと思った一日でした。