梅干しを、作ったことがありますか?
何が面白いかって、赤紫蘇の色の変化。
最初、赤紫蘇に塩を振ってよく揉んでアクを抜きます。
このときの色は滅紫と偽紫を足して割ったような、アクっぽい汚い紫。
この汁を一度搾って、梅酢を足して揉みなおすと・・・
目にも鮮やかな韓紅になるのです!
子供の頃、母や祖母の梅干し作りの手伝いをしていた記憶をありますが、全ての行程を1人でやるのは初めて。
こんな風に、色が変わっていくなんて。と、思わず感動。
保存食作りは手間がかかります。「全てを手で行った、昔の女性はさぞかし大変だっただろうな・・・」と感じることもしばしばあります。でもその中で、こんなささやかな感動や喜びをたくさん見出していたのかもしれないな・・・とも思うのです。