元・亀遊館の日々

野麦峠スキー場・民宿亀遊館の旧HPの日記

いつでも迷子。

ちひろ美術館の公衆トイレの前の植え込みにいた女郎蜘蛛。

先日、仕入れをかねて、安曇野方面へお出かけ。 安曇野のいくつかの美術館をまわってみよう。絵本の美術館と、とんぼ玉美術館と、ちひろ美術館。 ポニー曰く「山麓線をまっすぐ走ってたら全部簡単に見つかるから。ちひろ美術館まで1時間もあれば行けるだろ。」途中までは順調でした。 絵本の美術館は見付けたけど、帰りに寄ろう。さらに進んでいくと・・・とんでもなく道が険しくなってきて。 う~ん、安曇平にあるイメージだったけど、実は小高い場所にあって、眺望がすごく良いとか?!と思いかまわず直進。 ・・・でも、どんどん人里から離れて、なんだかとっても狭い道。そのうち、傾斜のきついヘアピンカーブ。道の横には「この沢は、突然水が噴き出します。ご注意下さい。」と看板。「どういう意味?」と泣きたくなって進んでいくと、さらにさらに険しい道。これは、もしかしたら道をどこかで間違えたのか? なんとかUターンして戻っていったのに、元の道に戻れない。ちひろ美術館にたどり着いたのは3時間後。 それなのに、入り口に行くと「本日休館日」。月に2回しかない休館日。 しょぼくれて、美術館のある公園内を歩いていると、「この蜘蛛、子供の頃絵本でみた!!」 きれいな女の人が、男の人を家に誘い込み、生き血を吸う。何人もの男性がその場所で行方不明になり、ある日かしこい男がやってくる。その女が、蜘蛛の化け物だと知り、退治する。たしか、そんなお話だったと思うけれど。 最後のページに、バラバラになった女郎蜘蛛が、でんっと描かれていて、印象的だった。 本当にいる蜘蛛だったんですね。 帰りもかなり迷って、暗くなった頃なんとか帰り着く。一日かかって、見たのは蜘蛛だけ。結局どの美術館にも行けませんでした。 ちなみに、ポニーの分析によると、私が迷い込んだのは「中房温泉線」という道だそうです。 皆さんも、迷わないようお気を付けて(笑)