ペットフード売り場でネコメシを物色をしていると、突然見知らぬ少年にナンパされる(笑)
「おねーさんちもネコ飼ってるんですか?ぼくは、おじいちゃんの家で飼ってるんですよね。」
4、5年生くらいの、人なつっこい少年。一人前なしゃべり方が、なんだかかわいい。
彼の話を要約すると・・・
夏休みで、おじいちゃんの家に来ている。一緒に買い物に来たが、他の買い物をしている間、ネコのオヤツを選んでおくように言われた。で、お父さんとお母さんがケンカして悲しい。が、自分にはどうしようもなく、おじいちゃんのネコを可愛がっている。本当は自分でも飼いたいけれど、「ネコはダメって言われるんですよね~。」お父さんとお母さん、早く仲直りしてくれると良いけれど。
彼の話を聞きながら、なんだか泣きそうだった。見ず知らずの私に、いきなりこんな話をしなければいけないほど、彼は心を痛めてる。「ネコ飼ってるんですか?」は、話のとっかかりにすぎない。
本当はお父さんとお母さんのこと、誰かに聞いて欲しかったんだろうな。本当は、泣きたいんじゃないだろうか。家が近所だったら、「遊びにおいで。」と言って、いくらでも話し相手になってあげられるんだけど。車で30分。さすがにつれてきたら、誘拐になっちゃうし・・・
とりあえず、彼の話を一通り聞いて、オススメのネコオヤツを選んでもらって別れた。
少年。キミの選んでくれたオヤツ、ねこ達とっても喜んで食べてるよ。ありがとうね。
どうか彼の夏休みが、悲しく心を痛めたまま終わることがありませんように。。。