植えられたばかりの青い稲。残雪の北アルプス。畦に咲いているディジーの白。
三年前の今日と同じ風景。。。
三年前の五月半ばに女将のガンが告知され、ベット待ちの数週間の間6月2日に、PETという検査を受けに行きました。
全身のガンの転移状況のわかる検査。死刑宣告でも聞きに行くような心境で、ポニーと女将と
私の三人で出かけました。途中、入院に必要なものを買い、検査の予約時間までの空いた時間、病院へ向かう途中の川のほとりにある神社の木陰に車を止め、時間をつぶしました。
それがこの場所。あの日も6月の風が爽やかで、「緑がきれいだね」という話をしました。
あれから三年。
母がガンにならなければ、亡くなってしまわなければ、多分、私はここに戻って来てはいない。
そうしたら、会えなかった人達がたくさんいる。そう思うと、それはそれで、かなしい。
すべてのことは、プラスとマイナスで、1セット。良いことも。悪いことも。
プラスの印象が強く残るか、マイナスの印象が強く残るか、それは結局、自分次第ですね。。。