元・亀遊館の日々

野麦峠スキー場・民宿亀遊館の旧HPの日記

カルディナちゃん、お世話になりました。

4年間お世話になったカルディナを、本日下取りに出しにいったりしていて。 ちょっと写真をとってる暇がなかったもので。。。 まだまだいっぱい写真があるので、困ったときの足摺ネタ。 足摺回想録~遍路~

祖母の家の前は遍路道で、多くのお遍路さんが歩いていく。

祖母の家から徒歩5分の所には、第三十八番札所 金剛福寺がある。

このお遍路さんの読経は、とても静かで美しくなんだか泣けた。

祖母の家に滞在している間。 朝の散歩をかねてお寺さんにお参りに行くのが日課。 毎日、色んなお遍路さんを見ていると、なんとなく観光半分で流行に乗って歩いている人と、何か重い荷物を背負って歩いているのであろう人との、表情や背中が全く違うことに気付く。 「この人は、一体どんな思いを抱えて歩いているのだろう・・・」と、こちらまで苦しくなってしまうような切ない読経を何度も聞いた。 ようやく母の喪が明けたと、このブログに書いた日。「人生いろいろ」だとメールをくれた方がいたけど。 本当に十人十色の人生があって。 ふと、田宮虎彦の小説「足摺岬」の一説が頭に浮かんだりするのだった。 のう、おぬし、生きることは辛いものじゃが、生きとる方がなんぼよいことか。 深い深い傷を負った老遍路の、この言葉は重い。。。