山に行くと、アサギマダラいっぱい。渡りが始まった模様。
松本平(安曇平)付近で繁殖したアサギマダラは、この奈川を中継地点に南下していくようで、この時期からヒヨドリバナの咲く場所で多く見かけます。
普通の蝶の翅とはちょっと違って、セルロイドの様なツルツルした翅をもち、これでグライダーのように気流をつかまえて何千キロもの旅をする。
そして驚くことに、北で育った個体が南下し、南で育った個体が北上するので、渡りをするのは常に別固体。それなのに、なぜルートがわかるのか???不思議に満ちた、魅力的な蝶。
こんな小さな蝶が、命をかけて渡りを始める衝動ってどんなものなのだろう…といつも思う。
もうここにはいられない。行かなくちゃ。行かなくちゃ。という焦り?
それとも・・・
あれっ?なんか風にのって、遠くまできちゃったけど?って。
風の吹くまま。気の向くまま。気楽~に飛んでいくんだろうか。
いずれにせよ、風にのって飛ぶアサギマダラは、とても優美。
小さな身体で、高い空の上から、どんな世界を見てるんだろうな。。。
http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/0705/feature03/index.shtml