元・亀遊館の日々

野麦峠スキー場・民宿亀遊館の旧HPの日記

立秋。

トンボが飛び始めて。

夏の緑の向こうの風に、

かすかな秋が、見えるような。見えないような。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 立秋の日にこの歌を詠んだ藤原敏行は、900年頃没したと伝えられるから、かれこれ1000年以上。 きっと驚くほど世の中も、人間の感覚も変わってしまっただろうけれど、 家の中では肌寒いほどに、立秋の今日の風は爽やかで、暦っていうのは良くできていると思ったのです。