昨日は、数年ぶりに会う友人が遊びに来てくれていた。
学生時代通っていたボーカルスクールで知り合った彼女は、私より少しお姉さんだったけど、よく一緒にカラオケで特訓したり、食事に行ったりしていた友達。
久しぶりに会ったけど、ちっとも変わってなくて、いっぱい話して楽しくて、そして彼女が教えてくれた。
「大之伸先生、亡くならはったん知ってる?もう何年か前。」
歌える場所を探していて、たまたま広告が目に留まって行った近所のR&Bとゴスペルのスクール。
彼が最初のレッスンで言った言葉が忘れられなかった。
アメリカでの修行時代。自分を見失っていた。ストリートの黒人ミュージシャンに思わず問いかけた。
「soulって何だ?」彼は言ったんだ。
絶望のどん底。真っ暗な部屋。涙でぐちゃぐちゃになった最悪の自分の顔が鏡に映る。
あまりにひどいその顔に、思わずふっと笑ってしまう。
その瞬間。その瞬間、光が差し込むんだ。それがsoulなんだよ。
迷いの中にあった若かりし頃。そんな光の差し込む歌が歌いたくて、彼のレッスンを受けた。
教え方が上手かというと、う~ん・・・って感じだったけど(笑)音楽への情熱はひしひしと感じた。
ここへ戻ってきてから何年たっただろう。
気が付くと大切な人が何人もいなくなってる。
ジタバタしてる間に、それだけの時間が流れて・・・私、一体何してたっけ?(爆)