こちらに帰ってきた6年間で、とても感動したことを上げてみれば、間違いなくベスト3に入るだろうな・・・と思うのが、この小さな蛾。
初めて標本を見せてもらった時、なんてきれいなんだろう・・・と驚いた。
繊細な色と形。上等な白金みたいに品の良い輝きで、ずっと見てても飽きない。
「ケバケバしい色と形」という蛾の印象がガラッと変わった。
しかも、その蛾は葉っぱに潜り込んで成長する。その過程がなんとも面白い。
うちのお庭の葉っぱにも、いっぱいいることを教わって、葉っぱを見る目も変わった。
蚊と間違えそうな小さな虫、身近な植物、「いること」「あること」が当たり前で気にも留めないモノの中に、未知の世界が広がってる。。。
この小さな蛾の存在を知っただけで、見える世界が確実に変わる。
例え自由に身動きがとれなくても、実はとてつもなく広くて面白い世界に囲まれてるんだなぁと、実感。
同じ場所にずっといるから「退屈」なんて、世界を何も見ていない証拠だなぁ。と。
絵かき虫の葉っぱの写真、これからいっぱい撮ってみよう◎